【9月議会スタート!新基本構想など注目議案。初日は行田の地場産業「行田足袋・南河原スリッパ」をPR】

 

8月27日から9月定例市議会が開会しました!

今議会の議案はこちら↓

https://www.city.gyoda.lg.jp/soshiki/gikai_jimukyoku/gikai/gikaizyohou/teisyutugian/10393.html

今議会の日程、一般質問、請願などはこちら↓

https://www.city.gyoda.lg.jp/soshiki/gikai_jimukyoku/gikai/gikaizyohou/10059.html

9月議会初日は行田の地場産業である行田足袋と南河原スリッパをPRするために、足袋とスリッパの柄をデザインした半纏(はんてん)を全議員で着て、それと足袋も持っていれば履いて、議会を行いました。

行田おもてなし観光局さんと、南河原商工会議所さんのご協力のおかげで、いつもはちょっと堅苦しい議場が、カラフルで賑やかな雰囲気になって、こういう変化って大事だなーと改めて思いました。

僕もこの日のために、行田のお土産が集まっている「ぶらっと行田」さんで、千代の松さんの柄足袋と、武蔵野ユニフォームさんの雪駄を購入して議会に臨みました。

身にまとうものが変わると、気持ちも変わりますね。ファッションって大事な文化です。

年に1度くらいは、こうした取組を継続できたらいいなと思います。

さて、9月議会に上程されている議案は、いつもより少なめです。毎年9月は少なめなので通常です。ほとんどが決算の議案です。これも毎年同様です。

その中で、僕が注目の議案をいくつか紹介します。

まずは、

62号 第6次総合振興計画基本構想の廃止

63号 新・基本構想

この2つの議案は、超ざっくり言うと、行田くにこ新市長に変わったので行田市の最上位計画も行田市長の政策や考えに合ったものに変えましょう、ということです。

これまでの総合振興計画は10年間の計画期間があり、市長や議員の任期(4年間)ともずれています。内容も、前市長の時に策定したものなので、現市長の政策とは合致しない点があります。そういう部分を見直して、今の時代と今の市政に合った内容の計画に変更する、それと同時に、これまでの計画は廃止する、ということです。

市長が変わったのに、最上位計画が前のままというのは、確かに市政運営しにくいと思うし、10年間の計画って今の時代には全く合わないと思うし、行田くにこ市長にさらにガツガツ取組んでいただくためにも、必要なことだと僕は思います。

次に

61号 行田市下水道条例の改正

どんな内容か、超ざっくり言うと、つまり下水道使用料金を値上げさせてください、というものです。値上げ、というと、けしからん!と反射的に思ってしまうかもしれませんが、実は、下水道には毎年約5億円もの予算が市の一般会計から繰り入れられているという実情があります。赤字の補填、という感じです。行田市だけでなく、全国の市町村でこういう状況になってしまっているところが沢山あります。日本政府もこうした状況をマズい、、と思って、数年前から全国の市町村に下水道事業の見直しを求めています。行田市もその対象になっています。今回の条例は下水道使用料金を20%値上げするという内容です。一般的な家庭で考えると、1年間でだいたい4500円くらいの値上げになるということです。

僕は、もちろん、公共インフラの使用料は基本的には安いに越したことはないと思います。これは誰だってみんな当たり前にそう思うはずです。それと同時に、今は、ありとあらゆるインフラがだいたい作られてから40年〜50年経ってきていて、新しく作り変えるか、修理しながら使うか、もう壊してしまうか、の選択を迫られている時代です。作られた当時の日本は、経済成長まっしぐらで、人口も爆発的に増えて、とにかく右肩上がり。日本のほとんどの市町村が消滅可能性自治体になるなんてきっと当時誰も思っていなかったはずです。でもそうなってしまった。これからは人口が減っていく時代に入りました。これはもう、時代の変化としか言いようがないと僕は思います。右肩下がりの時代に、どうやって暮らしの豊かさを高めていけるかじっくり考える必要があると思います。話が広がってしまいましたが、今回の下水道料金に戻ると、下水道を維持するために年間だいたい4500円の値上げは、受け入れたいと僕は思います。もちろん下水道事業の経営改善の努力はこれからも最大限求めていきます。

次に、

58号 一般会計補正予算(第4回)

今回の補正予算の中では、古代蓮会館での行田タワーお披露目事業に関する予算や、公民館のWi-Fi設置の予算など、いろいろあります。

その中で、僕は、特に2つの子育て支援施策に注目しています。

1つ目は公立保育園3園の保育士さんを補充するという事業です。行田市は今年度から、国に先駆けて3歳未満児の保育料無償化を実施しています。また、こども誰でも通園制度もスタートしました。こうした子育て支援施策によって、子育て世代の流入が少しずつ増加してきているようです。今回の保育士さんの補充も、それに対応するためだと思います。ちなみに保育士さんは派遣の保育士さんとのことです。派遣の保育士、と聞くと、え、と思うかもしれませんが、今は派遣の保育士さんはかなり一般的になっていると思います。僕の子どもが通っている保育園でも派遣の保育士さんが働いています。今は全国的に保育士さんが不足している状態なので、すぐに保育士さんを補充したいとなると、募集してもなかなか応募がないので、派遣の保育士さんが活躍している状況があるのだろうと思います。僕は行田市の子育て支援施策はかなり頑張っていると思うので、効果が見えてきたのは嬉しいです。今後も引き続き、子育て支援に力を入れていただくよう働きかけていきたいと思います。

そして2つ目は、プレコンセプションケアを公立保育園3園で未就学児とその保護者を対象に実施するための予算です。行田市では今年度からプレコンセプションケアの取組みをスタートしています。僕もこれには大大大賛成です。僕は以前に包括的性教育の実施を教育委員会に提言しました。包括的性教育は、性についての教育を、人権やジェンダー、家族社会学、環境など多様な観点から包括的に行うものです。プレコンセプションケアも包括的性教育と捉えることができます。僕はもうずっと前から、日本の性教育ははっきり言ってダメすぎると思っています。そしてそれが現代社会における子どもの貧困や、虐待の問題、あるいは少子化の問題、ジェンダーギャップの問題、ハラスメントの問題、などなど様々な社会問題に繋がっていると考えています。家族や家のこと、社会のこと、そして自分自身のこと、そのそれぞれの領域における性のあり方や、性の捉え方、これをちゃんと繋げて考えるような学びが絶対必要だとずっと思っています。そんな中、行田市がプレコンセプションケアに取組むことは大変意義のあることだと思います。今後、ぜひ小中学校でもプレコンセプションケアを実施できるように働きかけていきたいと思います。

以上、そんな感じで9月議会がスタートしています。

気になる議案などあれば、ぜひご意見いただけると嬉しいです。

市民一人一人の暮らしが少しでも豊かになるよう、尽力して参ります。

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