【請願可決!「(仮称)行田市障がい者差別解消推進条例」制定へ前進!】

9月25日は行田市議会9月定例会の最終日でした。この日、今議会に上程された全ての議案と請願の採決が行われ、私も紹介議員となった請願「(仮称)行田市障がい者差別解消推進条例制定を求める請願」が、賛成多数で可決されました。

私はこの請願には特別な思い入れがありましたので、大変喜ばしく思っています。というのも、私は議員としての活動の軸を障がい者福祉に置いておりまして、障がい者差別解消のための市の独自条例制定は、議員になった当初から、当事者の方々の強い思いを受けて、当事者の方々と一緒に市に対して求め続けてきたことだったからです。

一般質問でもこれまでに、多少角度を変えながら計3回取り上げましたが、市の答弁は進展しませんでした。いつも「国の法律(障害者差別解消法、2013年制定、2016年施行)があり、県の条例(埼玉県障害のある人もない人も全ての人が安心して暮らしていける共生社会づくり条例、2016年施行)があるので、市として条例の制定が必要かどうか疑問」ということで、市が条例制定に踏み出す姿勢は、残念ながら見られませんでした。

また、自分の一般質問を組み上げる過程で、過去の会議録を検索してみると、障がい者差別の解消、または障がい者の権利擁護のための市の条例制定を求める内容の議論は、私が議員になる以前から積み重ねられてきたこともわかりました。したがって当事者の方々は、私が知っているよりもはるかに長い時間をかけて、この課題に取り組み続けてきたということです。

当事者の方々は、私が議員になって以降の期間だけでも、バリアフリーウォッチングを行って市内のバリアフリーの現状を確認したり、バリアフリーのトイレのマップを作成したり、法の施工に合わせて市長や職員や議員も招いて勉強会を開いたり、様々な取り組みを通じて少しずつ少しずつ、条例制定に向けて歩みを進めてきました。

印象的だったのは、市に対して決して一方的に障がい者の権利を主張するのではなく、お互いの求めるところを出し合いながら、妥協点を探っていく姿勢です。こうした姿勢はしかしながら当然、相当の時間を要します。当事者の方々が、今回の請願を出すのは、過去の議論から考えればもっと以前に出していてもおかしくないと思います。でも、そうせずに、じっくり時間をかけて、可能な限り議論を積み重ねた上で、今回いよいよ請願という方法を選んだのだと思います。

そして、そうした粘り強い姿勢と、変わらない強い思いが、今回の結果に結びついたのだと思います。

この請願には、私も含めて、16名の議員が紹介議員として著名しました。行田市議会議員は全部で20名で、そのうち議長、副議長など規約によって紹介議員にはなれない議員を除けば、1名の議員を除く全ての議員が紹介議員となりました。また、今回は紹介議員とならず採決の際にも反対をした1名の議員からも、この請願には反対するが条例制定に反対するものではない、という趣旨の意見も表明されました。今回の請願が、ほぼ満場一致を持って可決されたことは、まさに、当事者の方々のたゆまぬ努力の賜物だと思います。

また、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴うコロナ差別と称される過剰なバッシングや、アメリカでの人種差別撤廃運動など、日本だけでなく世界的にも差別に対する問題意識が高まったタイミングだったことも、この請願に対する共感を高めることに繋がっていると思います。健康福祉常任委員会の審査時に、委員からそういった意見もありました。

というわけで、条例制定を求める請願が可決され、やっと道半ばまできました、いや、やっとスタートラインに立った、というところかも知れません。条例を作るのはこれからです。具体的なスケジュールもまだ何もありません。全てはこれから始まります。

今回の請願を出すにあたり、当事者の方々からは条例の素案も提出されました。その内容については非常に優れたもので、先進自治体の条例内容に引けを取らないものです。

私たちはこの素案の内容を把握した上で、今回の請願に賛成をしているということは大変重要なことです。この素案をしっかりと踏まえながら、当事者の方々と市の職員を中心に、必要に応じて専門家も交えながら、現時点で最高だと誇れる内容の条例を、じっくり練り上げていただく必要があります。私も条例が制定されるまで、しっかりと注視し、必要な働きかけをしていきたいと思います。

引き続き、皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

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