6月議会にて一般質問を行いました🎤

こんにちは!行田市議会議員の野本翔平です。

6月議会にて一般質問を行いました🎤

今回の質問内容は、大きく3点。

一番のメインは行田市の文化芸術振興。

私は行田市の大きな強みは、やはり歴史と文化だと思っています。埼玉県名発祥の地であるさきたま古墳や、映画『のぼうの城』の舞台になった忍城、明治から昭和にかけて国内トップシェアを誇った足袋産業の名残である足袋蔵などはもちろんのこと、それ以外にも歴史や文化にまつわるモノコトはかなーーり豊富で充実しているのが行田市で、それについてはいつも他の自治体の方々からも羨ましいという声をいただいていて、行田市の更なる発展のためには、この歴史と文化を活かさない手はないし、むしろ、これをちゃんと活かさなければ行田市の更なる発展は難しいと考えています。

そのためには、歴史や文化の価値をしっかり認識することと、それと同時に、今の時代に必要とされている価値観や、今の社会で問題になっている課題についてもしっかり認識して、歴史や文化と今の私たちの暮らしを結びつけて、新しい価値や存在意義をユニークな仕方で表現することだと思います。

そしてそうした仕事を日頃から行なっているのが、様々な分野のアーティストだと思います。だから私は、行田市においても、もっと積極的にアーティストの支援に取り組む必要があると思っています。支援に取り組むことで、地元のアーティストたちとの繋がりが出来てきます。繋がりが広がってくれば、アーティストたちにとっては地元での活躍の機会が増え、生活の足しにもなり、また行政にとってはアーティストたちの想像力や発信力を施策に反映できる機会が増えます。そういう状況を生み出していければ、これまで行田市が蓄積してきた歴史や文化を、今の暮らしに活かすことができると、そんなイメージを私は描いています。

行田市の文化芸術振興施策は、率直に言って、何もありません。

市の最上位計画である第6次総合振興計画には、たった2ページだけ、文化芸術振興について記されていますが、内容的には、公民館で行われている様々なサークルや趣味活動の支援(発表の機会の創出、各団体へのわずかな補助金、くらい)しかありません。もちろん、行田市でも小学生の演劇鑑賞などは行なっていますが、それは学校行事として行われているだけで、文化芸術振興としての視点は皆無です。

ですから、今回の質問では、とにかく、今行田市には最上位計画しかない、しかもそこには公民館活動の支援しか書かれていない、要するに、文化芸術振興については何も計画がない、という現状をしっかり認識していただくことからスタートしました。

そして、だからこそ、文化芸術振興について、具体的に示していくために、行田市の文化芸術振興条例と、それに基づく振興計画を定めて欲しい旨を伝えました。

また、今後の文化芸術振興においては、ぜひ社会包摂機能としての文化芸術のあり方を意識して欲しいことを、今実際に取り組まれている子どもたちの演劇鑑賞を実例にしながら、出来るだけ丁寧に伝えました。

市の返答は、想定していた通り、ほぼ返答がないような感じでした。でも、当然なのです。なぜなら、今まだ文化芸術振興については行田市には何の計画も取り組みもないからです。ないものについては答えようもありません。

もちろん一回の質問で状況が変わるなどとはさらさら思っていません。これが議論のスタートです。文化芸術振興のために、頑張るぞー!

大きな2点目は、マスクの適切な運用です。昨年の9月議会でも質問しましたが、感染の収束に伴って政府も積極的にマスクを外す方針を明確にしたので、改めて、外す時には外すこと、そしてもちろんどんな状況下でも着用は強制ではないし、決して一律に求めないこと、を、行田市でも周知徹底することを求めました。

これについては、すでに公式LINEで発信していただいたほか、市報7月号でも発信していただくと返答いただきました。

大きな3点目は、パントリー補助金の再設です。昨年度、コロナ交付金から単年度の予算としてパントリーに対する補助金をスタートさせたものの、今年度当初予算には計上されず廃止されてしまっていました。子ども食堂への補助制度は2018年に私や他の議員が提案してからずっと継続していて、子ども食堂は現在市内で6団体に増えましたが、パントリーはまだ3カ所で支援が必要です。なのでパントリー拡充のために補助金の再設を求めました。

これについては今議会の補正予算でパントリー補助金を再計上していただくことができました。今議会の最終日に可決されれば、昨年度の補助金と同様の内容で再設されます。

(まとめ)

文化芸術振興はまだまだまだこれから!

マスクはラインと市報で周知してくれる!

パントリー補助金は再設に取り組んでくれた!

ちなみに、

1年前の、中学校制服ジェンダーレス化の質問以来、質問の時は普段のスーツとは違うちょっと色のあるジャケットやシャツを着るようにしています。今回は妻が市内の藍染工房「牧禎舎」で染めてくれたシャツ。先日、市内の高澤記念館でお会いした滝沢さんが藍染作家で、埼玉県女流工芸協会の現会長であるということにも驚いたので、今回は藍染にしました。ファッションも文化芸術なので、しっかり意識して、オシャレには全くうといので、あまりうまくできませんが、でも今後もいろいろ着ていきたいと思います!

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