【ブラタウン@行田リポート】

こんにちは！行田市議会議員の野本翔平です。いつもありがとうございます。

ブラタウンとは？

同世代の地方議員と、それぞれの地元をブラブラしながら、私たちの地域課題や未来の可能性を考える。

真面目に言うとそういうことになると思います。

僕が初めて当選した2015年に、FMクマガヤの宇野さんの紹介で知り合ったのが秩父市議の清野くんで、同じく2015年に当選して今はアーツ議連で一緒に活動している板橋区議の南雲さんも一緒に、３人でそれぞれのまちを順番に訪問して色々みたり話したりしたのが始まりでした。

その後、2019年の選挙で当選した羽生市議のさいとう万紀子さんと、日高市議の松尾まよかさんと、清野くんと野本で、「ブラタウン」っていう名前にして継続しています。

同じ埼玉県内の同世代の自治体議員ということもあって、それぞれの地域の課題や行政の課題、議会の課題、議員個人としての課題なども共通するところも大変多くて、ネーミングの気軽さとは対照的にかなり実際に役に立っている繋がりになっていて、ありがたく思っています。

コロナもあって今期はなかなかリアルのブラタウンは出来なくて、最初に羽生、次に日高ときて、今回は３ヶ所目の行田編を実施しました。（次回は秩父ですね！）

地元議員の僕がガイドを務めて、まずは行田市の３大メジャー観光地である、古代蓮の里、さきたま古墳、忍城を案内しました。

この３大メジャーって、意外と、地元にいるといかないもので、僕も子どもが生まれるまでは実のところほとんど行かなかったです。子どもができたのは結構大きな変化で、やっぱり広いところで遊ばせた方が子どもも楽しいし、親も楽なので、古代蓮の里と古墳はかなり行くようになりました。忍城は花手水ライトアップで行くようになりましたね。

古代蓮タワーからは「アオアシ」の田んぼアートもバッチリ！

それと同時に、やはり職業柄、そのすぐ脇の、行田羽生新ゴミ処理場建設予定地の方にも興味を持っていただき、今後もしっかりと連携して両市での建設を推進していきましょう、というお話もしました。

３大メジャーの後、行田市役所へ行き、行田市議会の議場を見学。行田市議会は議員席と執行部席の距離が近いねー！と皆さん言っていたので、どうやらそうらしいです。これが普通だと思っていたので新鮮でした。それから現状では議場内に情報通信機器の持ち込みは禁止されているけれどもタブレット導入を契機に規約の変更を予定している、という状況が行田以外の議会でも共通していることも知りました。

その後は車を市役所に停めさせていただき、ブラブラ。

県内初の日本遺産を獲得した「足袋蔵のまち行田」を、短い時間ではありますが、案内させてもらいました。

蔵のある町並みも、これまた普段からそこで暮らしている住民にとってはなかなかその魅力や活かし方などがわかりにくいものです。何が魅力で、そうしたらそれを活かして発信できるのか、発展に繋げられるのか、を考えるためには、やっぱり外の目線はとっても大切だと思います。この日も、皆さんを案内しているときに、すごく新鮮なリアクションをしてくれたり、意外なところに興味を持ってもらったり、それから、今までいつも通っていたけれど全然見落としていたものを発見してくれたりして、それが地元民である僕にとってもすごくフレッシュで興味深かったです。外の目、大事ですね。

ブラブラしながら、日和カフェさんでランチをいただき、さらにブラブラして、最後は僕の原点とも言えるパン屋「翠玉堂」で、僕の考えるまちづくりとアートについて少しお話しさせていただきました。

実のところ、色々話そうと思って数日前からレジュメというかメモというか、色々書き出してみながら自分の考えをまとめて見ていたのですが、いざ話し出すと、なんだかトンチンカンな感じになってしまい、自分の未熟さを痛感しました。

とはいえ、同世代の地方議員同士でまちづくりとアートについて語り合えるなんて、僕にとっては本当に夢のようなことで、そういう時が来るのを本当に夢見てきたので、とってもありがたい機会でした。

先日、まよかさんのお声がけで参加した鳩山コミュニティマルシェの視察も、アートの感性がとても深く関わっている事例だったので、なんだか最近、本当に、埼玉の中西部や北部のあたりにもアートのタネが何かの風に乗って飛んできているように感じ始めています。そして、なんだかこれまでにない規模で芽吹きそう。そんな予感が、している今日この頃です。

僕たち市議会議員は、自分の市のことを考えて取り組むことが基本ではありますが、様々な物事が急激に変化しているこの時代、共通する課題には協力して取り組み、地域ごとの強みを発揮しながら、市町村の枠組みを超えてもっと地域全体で豊かになるような取り組みも必要だと思います。気候変動対策なんてまさにそうだと思います。現状では各市町村が順番に宣言を出して、それぞれ予算を獲得して別個の対策を講じていく、ていう段階ですが、こういうのは目標が同じで全体で取り組んだ方が効率的で効果も高いなら、ぜひもっと広い範囲で一気に取り組めるようになるべきだなーと思います。ブラタウンみたいな活動が、将来のそういう大きな動きのステップになるといいなと思っています。

皆さん行田をブラブラしていただいてありがとうございました！！！