【「鴻巣市と合意」/ 彩北広域清掃組合についての議員説明会が開始されました】

こんにちは!行田市議会議員の野本翔平です。いつもありがとうございます。

先日、議員説明会が行われて、彩北広域清掃組合の事業についての説明がありましたので、その内容について報告します。

ざっくり言うと、行田市と鴻巣市のごみ処理に関する問題について、ひとまず合意が成された、という報告でした。

以下、行田で議員をしている僕の立場からの見解になります。

鴻巣市サイドからはちょっと異なる見方もあるだろう、と思っています。

問題というのは何かを説明するために前段から説明しますと、

皆さまご存知の通り、行田市と鴻巣市はごみ処理問題で色々あって、その間に行田市も鴻巣市も市長が変わり、現在はそれぞれが新たなごみ処理行政の整備を進めているわけですが、

新しいごみ処理場が急に出来るわけではなく、結構な期間を必要とするので(行田市の場合は新しいごみ処理場完成予定は順調に行っても最短で令和9年度中)それまでは今のごみ処理場を継続して使っていかなきゃならないわけです。

今の施設を使いつつ、新しい施設を作りつつ、もう一つ大事なことが、今の施設を解体する準備も進めていく必要があります。なのでなかなか複雑です。

今現在、行田市のごみは小針地区にある小針クリーンセンターで処理しています。ここは僕と同い年で、昭和59年に生まれて、僕が今年で39歳なので小針クリーンセンターさんも39歳、もうかれこれ40年近く僕たちのゴミを処理し続けてくれている施設なのです。

そして実はここで処理しているのは行田市のゴミだけではなく、ちょっとだけ鴻巣市のごみも処理しています。なぜかというと、もともと小針クリーンセンターは行田市と旧吹上町のごみを処分していて、旧吹上町が鴻巣市に合併したので、現在は行田市と鴻巣市の一部(旧吹上町)のごみを処理しているわけです。

このように複数の市町村が一緒に運営する事業を広域事業とか広域連携とか言います。行田にある小針クリーンセンターも広域のごみ処理場であり、その運営業務を管轄する事務組合の名称が彩北広域清掃組合というわけです。(地方自治法の「一部事務組合」に準拠しています。)

彩北広域清掃組合
http://www.k-ichikumi.jp/
↑会議録なども見られます。

この彩北広域清掃組合が小針クリーンセンターの運営に必要な予算などを審議するのが彩北広域清掃組合議会です。ここのメンバーには、行田市と鴻巣市から(正確に言うと旧吹上町から)それぞれの市長と議員と担当職員が入っています。

ここまででやっと彩北広域清掃組合とその組合議会の説明が終わりましたーー。複雑ーー!これでもかなりざっくりしています。ごみ行政は本当に複雑。

で、いよいよ今回の本題です。

この彩北広域清掃組合において、つまり小針クリーンセンターでの行田市と鴻巣市のごみ処理において、しばらく懸案事項だったのが、ごみ処理における両市の費用負担の割合です。

行田市と鴻巣市は当たり前ですが人口も面積も違います。それぞれの市が使えるお金も当然違います。鴻巣市の一般会計予算はR4年度で約400億円。行田市は約260億円です。

こうして規模の異なる2つの市が1つのごみ処理場を共有する場合に、その費用分担はどうするかというと、もちろん単純に「割り勘で!」というわけにはいかず、それぞれの人口や、ごみの量など、いくつかの指標を用いて負担割合を決めて分担します。

行田市と鴻巣市の負担割合は、小針クリーンセンターが生まれて以来約40年間、ずっと変わらず、「運営管理に係る経費」について「平等割30%」・「人口割70%」でした。

この負担割合に関して、変更したいという申し入れがR2年3月に鴻巣市から行田市へ届きました。これまでの負担割合を「均等割15%」・「処理量割85%」に変更していただきたい、とのことでした。

この変更のポイントは何かというと、今までの人口割70%というのは人口が多い方が多く払う割合が7割あるということなので、人口の増辺による影響が大きい負担割合でした。その上で、行田市は鴻巣市よりも少子高齢化による人口減少が急激に進んでいるので、行田市の方がガンガン人口が減っている。他方、鴻巣市の人口は結構維持できている。そうすると、鴻巣市の負担割合がガンガン上がって来る。なので人口割ではなく、ごみの量に応じて割合を決める処理量割に変更したいということです。

これって、ごもっともな意見だと僕は思います。逆の立場なら行田市も当然それを求めると思います。ましてやごみ処理場問題で色々とゴタついた(行田市がその最たる要因となった)経緯もあるので、鴻巣市としてはこれでも控えめに提案してくれているんじゃないかと思います。

そんなご提案をいただいて、行田市と鴻巣市の担当職員同士での協議が繰り返されました。資料によると、R3年1月からR4年7月までの間に計9回の協議が「負担金等検討部会」で行われても合意に至らず、R4年10月には再度、鴻巣市から行田市へ負担金割合変更の要望が届き、さらに4回の協議を重ね、ようやく、やっとのことで、合意に至った!!とのことでした。

よかったよかったー!

合意した内容は、これまでは「運営管理に係る経費」について「平等割30%」・「人口割70%」というものでしたが、これを変更し、

「運営管理に係る経費」について「平等割15%」・「ごみ量割85%」、

組合が購入した土地及び組合が建設した焼却炉等の建物並びに組合敷地内に埋め立てた一般廃棄物及び焼却灰等の処分に係る経費」について「平等割30%」・「人口割70%」

とする。

この内容で合意が成されたとの報告でした。

変更のポイントは、ざっくり言うと、新しいごみ処理場ができるまでの間、ここで処分するゴミについては人口割じゃなくてゴミ量割にしましょう、新しいごみ処理場ができた後にこの処理場を解体する費用については昔取り決めた通りに費用分担しましょう、ということです。

鴻巣市にとっては運営管理における人口割をなくすことで費用負担が減少します。行田市にとっては運営管理については費用負担は増えますが、それよりも大事なことは解体処分に関する費用負担について当初の取り決め通り分担する合意をいただけたことです。

解体処分にかかる費用は相当な額になると見込まれているので、もし鴻巣市がこの部分の費用負担についても徹底して変更を求めた場合には、行田市にとってはかなり厳しい判断を求められる状況になってしまうと思うので、協議を重ねて、なんとか合意に至っていただけたことに本当に感謝します。

以上、彩北広域清掃組合に関する報告内容でした!

長かったーーー!

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