【組合議会で債務負担行為479億を可決。質疑・一般質問を行いました!】

こんにちは!行田市議会議員の野本翔平です。いつもありがとうございます。

2月1日に行田羽生資源環境組合議会が開催されましたので、内容を報告します。

まず午前中に現地視察を実施しました。

現在の行田市の小針クリーンセンターのすぐ隣が、今この組合議会で事業を進めている行田市と羽生市の新たなごみ処理場が建設される場所です。道路からは普段は塀で囲われていて見えないのですが、中に入ってみるとかなーーり広い!という第一印象です。

今日の視察では、新たなハザードマップによってマックスの浸水想定である3mの浸水が発生しても施設が浸水しないようにするため、元々の地面に3mの盛土をしているので、その状況を見てきました。3mの盛土って思ってたよりも高さがあって、その上に登ったら周囲の景色がよく見えました。

ちなみに新たなハザードマップによる最大浸水想定3mというのは利根川が氾濫した場合に想定される事態で、このハザードマップに対応した設計計画でなければ環境省の補助金が活用できないため、予算はかかるが盛土を行う必要があるとのことです。僕もこれは必要なことだと思います。

もう一つ視察したのは、現在この場所で埋蔵文化財の発掘調査が実施されているのでその現状も見てきました。この日はたまたま調査が休業だったので作業員はいなくて、埋蔵文化財の部分には一面ブルーシートが貼られていてどんな物かは見れませんでした。

大体3mくらい掘って調査しているとのことでした。この辺りは、掘れば何かしら出る、とずっと言われています。というのもさきたま古墳の周辺エリアでもあるので、古代から人々の営みがあった地域なのです。

興味深かったのは、文化財発掘のために3mくらい掘っているのですが、掘り出した土を見ると、表層部分の土はあまり栄養分のないグレーっぽい粘土みたいな土ですが、3mあたりの土になると急に畑の土みたいなとてもやわらかくて養分のありそうな土になっていました。これを見て、わあ、本当に人が暮らしてたんだ!と実感しました。

さて、視察の後、行田市役所へ戻り、まずは全員協議会を行いました。

全員協議会ではこの日上程される議案についての細部説明が行われました。

今回の議案は全部で4つです。

1、行田羽生資源環境組合個人情報保護に関する法律施行条例

2、行田羽生資源環境組合新ごみ処理施設整備運営事業者選定委員会条

3、行田羽生資源環境組合特別職職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正

4、令和5年度行田羽生資源環境組合会計予算

めっちゃわかりにくーーーー、ですよね。

でも内容はとてもシンプルです。

まず今回の議会はこの組合がこれから新ごみ処理場の整備や運営の事業を行なっていくための基礎を準備するための議会だというのがポイントです。

なので、1から4まで全部、とても基礎的な部分の議案で、実際に新しいごみ処理場がどんなものになるのか、どんな事業者が選ばれて作るのか、ごみの収集方法は、などなど具体的な議論はまだ始まりません。

予定で行くと、今年度中に実施される事業の主なものは、午前中に視察した敷地内の埋蔵文化財発掘調査と、事業者選定事業です。事業者選定はとても大きな事業で、透明性の確保をしつつ、適正な業者をしっかり選定することが必要です。

ここで再度今回の議案に戻ります。

まず1、は個人情報保護法が変わったのでそれに合わせて条例も変えますよ、ということです。国が法改正を行うと当然その下部組織である自治体行政でも条例を変える(合わせる)必要があるのでこういった議案はしょっちゅう出てきます。

2、は今年のメインの事業である事業者選定を行うために、選定委員会を作るので、その委員会はこういうメンバーで、こういう人数で行いますよ、という条例です。どんなメンバー構成かというと、学識経験者、市職員、その他必要な人、で計6名です。

3、は上記の選定委員会メンバーとなった人に対する報酬を規定しています。

そして、僕もその他の議員にとっても今回の議案で一番注目が集まったのが4、今年度の予算です。

今年度の組合会計予算、要するに令和5年度に組合が行う事業で必要な予算は約1億2000万円です。内容はさっき上述したように、主に2つあり、1つは埋蔵文化財の発掘調査約5000万円、もう一つは事業者選定に関する業務委託約2600万円。その他は事務事業に関わる派遣職員の人件費約2000万円や僕たち組合議員の報酬7名で約27万円(委員長、副委員長は別)、両市の市長(管理者、副管理者)報酬や会議室代や光熱費や消耗品費などなど細かいものです。

こちらについては内容を聞いて特に不明な点はありませんでした。

では何に注目が集まったかというと、債務負担行為というものです。

今回明らかになった債務負担行為の金額は、479億8000万円です。

わーーーー、どんな金額!!?

正直、大きすぎる金額でリアルにイメージできません。

今回の議会では僕も含めて複数の議員がこの金額について、積算根拠と妥当性を質しました。

まずそもそも債務負担行為って何か。

債務負担行為というのは議員とか行政職員じゃないと絶対知らない言葉だと思います。僕も最初訳わからない言葉でした。どういうものかというと、1年以内に完了しない事業の予算を組むときに使う予算組みの方法です。

行政の予算組みは大原則として単年度編成、つまり1年間分の予算を組むことになっています。でもそうは言っても今回のごみ処理場建設のように長い期間にわたる事業もあります。事業を進めるためには計画を立てたり図面に落としたり調査をしたり、それから業者選定をしたり、さまざまな事業工程を進行しなければならずその全てに予算が必要です。

今回の新ごみ処理場整備計画では、最も順調にスケジュールが進んだ場合で、新施設の完成は令和9年度です。

また今回のごみ処理場整備運営事業においては、DBO方式という事業形態が採用されています。これは、よくPFIとかも聞きますが、そういう公共と民間の組み合わせスタイルの一つで、最近のごみ処理場整備運営事業では最も一般的なスタイルがDBO方式だそうです。

簡単に言うと、資金や土地の調達は公共機関が行い、施設の建設や運営を民間事業者が行うというものです。

したがって、令和9年度の完成までだけでなく、その後20年間の運営まで含めた形での予算編成になっていて、そのマックスの金額として算出したのが、479億8000万円というわけです。

この金額の中身ですが、まず令和9年度(予定)の完成までにかかる施設整備費が275億3000万円、その後の運営費(令和30年度まで)が204億5000万円です

この金額を決めるために、昨年の夏から冬にかけて複数の事業者に対してアンケート調査を実施しました。この調査では、今回の新ごみ処理施設を整備運営する場合にどのくらいの費用がかかってくるのかを概算で出してもらっています。その調査結果に基づいて、今回の金額が設定されています。

なぜこの段階での予算の上程と議決が必要なのかというと、さっき上述したように、令和5年度のメインの事業の一つである業者選定を行う必要があるためです。複数の業者にこの事業への入札をしてもらい、最もコストや安全性が適正な業者を選ぶ必要があります。この選定作業に入るためには、まず行田市羽生市がどこまでの金額を実際に支払うことができるのかを明示する必要があります。またこの金額が妥当な金額でなければ業者が手を挙げてくれません。そのためにアンケートで複数の業者に概算を出してもらい、それをもとに債務負担行為で予算の上限を設定し、この予算でもって業者の選定に入っていく、というスケジュールです。

ちなみに、この金額は上限の設定で、この後の業者選定の工程の中で、実際の契約金額把握これよりも下がることが想定されます。一般的には約1割程度下がるとされています。しかしもちろん様々な事情によって価格は影響を受けるので楽観視はできにわけですが。

僕も質疑で、この金額がさらに大きくなってしまうことはないのか、と質したのに対して、この金額が上限でありこれよりも大きくなることは考えていない、と答弁をいただきました。

こうした議論を経て、

1から4までの議案について、全てを賛成多数で可決しました。

また一般質問では、僕からは事業の進捗状況や、環境保護への配慮について質問しました。

一般質問の内容に関しては後日議事録が公開されるので、その時に改めてご報告させていただきます。

組合議会についてのことなどを配信でも話してみたので、よかったらご覧ください。

https://www.youtube.com/live/ChdApGoVfjQ?feature=share

引き続き、このとっても大切な事業が、しっかり適正に進んでいくよう組合議員として尽力して参ります。

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